方向音痴

おれ方向音痴なんやけどね、
それだけで生きるのが少し大変になる。

人をイラつかせることも、
最悪迷惑をかけることもある。

自分でもわかっとるし、
自分の責任やし、多少努力もしとる。


でも、少しでも、
ふつうの人、ふつうの方向感覚を持った人に
世の中には方向音痴という人間がおって

方向音痴とはこういうものなんだと
理解してもらえたらうれしい。


やから今日は書く。

おれの場合は、やけど

まず
少し間違える、少し迷う、とかはあまりない。
間違える時は迷うこともなく
美しいほど間逆に進んどる。

そんで
迷うときは基本的に究極の二択。
ふつうの人がたまに言う、

「この辺で右やったような・・・」

とかはほぼない。

そんな次元で生きていない。

「この辺で、右か
左にいくはずなんやけど・・・」

からの
選んだ結果はたいてい間逆。

こっち、って思った方はたいてい反対やから
自分自身の裏をかいてあえて思った方向と
反対の方向にたまに進んでみると

なんとそれも結果はたいてい間逆。

自分の裏をかこうとして
結局自分に裏の裏をかかれる。


とはいっても最初に書いたようにまず
迷う、とかはあまりない。
こっちやったっけ？あっちやったっけ？とか
「事前に」迷えばまだまし。

そういうタイプの人、多いんじゃないやろうか。

迷ったら連絡して！と
言ってくれる優しい人もおるけど

それは難しい。


ここに名言を残したい。

基本的におれたちは、
迷う前にすでに間違えている。

当たり前のように進んだ方向が
しばらく経ってから間違っていたことに気付く。
そこからの修正は
運とか、
あるいは運命にゆだねる。

それが方向音痴。